41歳で夢だった小学校教員試験に合格「3人の子持ち、夫が単身赴任でも務まる?」女性の悩みに賛否激論(2)

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「家庭科教師など担任を持たない専科教職を選んだら」

――なるほど。問題点を整理、羅列して解決法を探る方法ですね。そういえば、応援のエールの中には「教育員会に相談すべきだ」「家庭科教師など担任を持たない専科教職を選んだら」「家事代行・家政婦・シッターを利用する」「万が一の時の病児保育」などのアドバイスがありましたね。

川上さん「すべて参考になる有益なアドバイスだと思います。それらのアドバイスが投稿者さんにとって、『できない理由』を『できる理由』に転換させうるものなのかを一つひとつ検証してみると良いと思います。また、サービスを利用するとそれなりの出費が伴うこともあるはずです。検証と並行して家計の収支もきちんと計算しておくことは必要です」
小学校の運動会
小学校の運動会

――ところで、投稿者は多くの反対論に対して追加の投稿で、『自分が働いてきた会社でも若い頃は残業のし放題だったが、今は働き方改革が進んでいる。教員も働き方改革をすべきで、何をするにも制限のないフルで残業をいとわずにできる人しか務まらないのはおかしい。そういう価値観の教師から子供が教育を受けてよいのだろうか』という趣旨の発言をしています。川上さんはどう思いますか。

川上さん「労働基準法が適用されない国家公務員を筆頭に、公務員の立場は民間企業と異なり、負うべき責任が特殊である面はあるのだと思います。ただ、その前提に立ったとしても、制限なく残業することを良しとする価値観がいいとは思いません。教員が疲れ果てた状態で殺伐とした精神状態になってしまえば、教える子どもたちにも少なからず負の影響が出るはずです」
「投稿者さんが今の価値観を大切にされつつ、小学校教員と家庭運営を両立するロールモデルのお一人となっていただければ素晴らしいことだと思います。男女という性別を超えて、あらゆる働き手にとって参考になるはずです」
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