経費削減、移動時間の効率化のメリット大きい
約6割の「戻したい」派がいる一方で、
「オンラインでうまくいっているものは、 継続したい」
「オンラインである程度の効果が期待できる。研修によってはオンラインのほうが参加者から見て効率的」
「双方使い分けて実施したい。オンライン研修では経費の削減や移動時間の効率化などのメリットも大きく、 今後見極めていきたい」
と、オンライン研修を評価する意見もあった。
さらに、2020年度の研修の実施回数が2019年度と変化はあるか聞いたところ、「やや減った」が33.6%、「とても減った」が20.4% と、半数以上の企業で20年度は研修の回数が減っていることがわかった=下グラフ参照。
「月刊総務」では、「オンラインで実施している研修を対面に戻したいとの回答が6割近く集まったのは、そもそもオンライン研修の体制がまだ完全に整っておらず、継続的に安定して実施できる土台がまだ構築されていない現状もあるかもしれない。今回の調査結果にもあるように、オンラインによるメリットがあることは確か。新型コロナウイルスが落ち着いてからも、一概に元の研修体制に戻すのではなく、オンラインとオフラインそれぞれのメリットとデメリットを精査し、生産性の高い方法を選択することが求められる」とまとめている。
なお、調査は12月に全国の総務担当者を対象に実施。113人から回答を得た。