ストックフロー比率からビットコイン価格を予測
さらにビットコインの希少価値を、明確に数値化できる「S/F(ストックフロー比率)」という数式があります。
このストックはビットコインの総発行数で、フローは年間発行数で、ストックからフローを割って出た数値が高いほど、希少価値が高いと定義しています。
たとえば、2020年12月時点でのビットコインの希少価値は、下記のような式で求められます。
1845万BTC(発行枚数)÷ 32万.85BTC(年間発行量)=56.164....
希少価値は、およそ56です。
また、ストックフロー比率は貴金属などにも当てはめられます。金、銀、プラチナとビットコインを比較すると、ビットコインの希少値はすでに金とプラチナを追い越し、金に近づくほどになっています。
商品 ストックフロー比率(希少値) 時価総額
ゴールド 61.7 8兆4175億ドル
ビットコイン 56 2130億ドル
シルバー 22 3080億ドル
プラチナ 0.4 24億ドル
◆ 希少値的には来年ビットコインは580万円になる
上のグラフ「ビットコイン希少価値推移(~2017年12月)」は、ビットコインの時価総額と希少値の推移を可視化し、さらに半減期までの期間を色で分類したものです。
2017年末までしか可視化されていませんが、半減期ごとに時価総額と希少値が比例するように上昇しているのがわかります。
また、2017年末には時価総額と希少値がすでに銀と同等になっています。
このグラフからPlanB氏は、このまま推移すれば2021年内には、ビットコインの時価総額は1兆ドルに達する。つまり、価格が約580万円になると予測しているのです。