「クロネコヤマトの宅急便」が生まれたのは逆転の発想だった

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ネコがライオンにかみつく

   宅配便成功で弾みがつき、小倉社長はまたまた大きな決断をする。創業以来の重要顧客であった三越百貨店と1979年に配送契約を解除したのだ。配送費の大幅引き下げ、三越が出資した映画のチケットの大量購入を押し付けられたことに反発してのことだった。

   両社のシンボルに引っ掛け、ネコがライオンにかみついたと、ここでも「逆転」が評判になったという。

   著者の早見俊さんは、1961年岐阜市生まれ。大学卒業後、会社員として過ごす傍ら小説を書いていたが、その後、作家活動に入った。主に時代小説に取り組み「居眠り同心影御用」「佃島用心棒日誌」の両シリーズで第6回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞した。

「人生!逆転図鑑山あり谷ありの32人に学ぶ成功の法則」
早見俊著
秀和システム
2000円(税別)

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