ドコモの携帯料金値下げ第2弾に「ガッカリ」の声殺到!「4割減の政府の要請は無視ですか?」

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   NTTドコモは2020年12月18日、携帯電話料金の値下げプランの第2弾を発表した。次世代の高速・大容量通信規格「5G」向け大容量の料金を、来年(2021年)4月から1000円値下げするなどの内容だ。

   ライバル2社のKDDI(au)やソフトバンクの5G大容量プランより約2000円安くなる。しかし、12月3日にNTTドコモが発表した若者向け新プラン「ahamo」(アハモ)で、衝撃的な安さをアピールした時ほどのインパクトはなく、ネット上でも「ガッカリ」「期待外れ」の声が多かった。

   とはいえ、大手3社の中でメインブランドでの料金値下げは初めて。追い込まれたKDDI(au)やソフトバンクが来年1月以降、どんな料金値下げプランを打ち出してくるか、携帯料金値下げ戦争「冬の陣」はますますヒートアップしそうだ。

  • 携帯電話料金はどこまで下がるか?(写真はイメージ)
    携帯電話料金はどこまで下がるか?(写真はイメージ)
  • 携帯電話料金はどこまで下がるか?(写真はイメージ)

「5G」の大容量プランで1000円の値下げだが...

   NTTドコモの発表資料によると、新料金プランの名前は「5Gギガホプレミア」と「ギガホプレミア」=下図参照。「5Gギガホプレミア」は、従来からある「5G」向けの料金プラン「5Gギガホ」を改訂した内容だ。

ドコモの新料金プランの図(NTTドコモの発表資料より)
ドコモの新料金プランの図(NTTドコモの発表資料より)

   また、「ギガホプレミア」も現行の第4世代の通信規格「4G」向け料金プラン「ギガホ」を改定した。それぞれ2021年4月1日から以下のように料金を値下げする(金額はいずれも税別)。

(1)「5Gギガホプレミア」=現行の「5Gギガホ」の月額7650円を1000円値下げし、月額6650円とする。また、月間の使用データ容量も100GB(ギガバイト)から、無制限に利用できるようにする。家族契約や固定回線の契約など各種割引が適用された場合は月額4480円になる。
(2)「ギガホプレミア」=現行の「ギガホ」の月額7150円を600円値下げし、月額6550円とする。データ容量も月間30GBから60GBにまで増やして利用できるようにする。各種割引が適用された場合は月額4380円になる。
(3)また、上記の「5G」と「4G」いずれも、データ使用量が月間3GB以下だった場合、自動的に1500円を割り引く仕組みも導入する。
(4)さらに容量の少ないプランについて値下げを検討し、近く発表するとしている。

   NTTドコモは12月3日、20GBで月額2980円の新プラン「ahamo」(アハモ)を発表したばかり。スマホネイティブの若い世代を狙い、手続きはネットのみとした。今回の新プランは一般ユーザー向けのため、全国のドコモショップでも受け付ける。また、アハモと違い家族割引も適用される。いま主流の「4G」も値下げしたが、「5G」との料金差は100円とほぼなくなり、「5G」への移行を加速させ、囲い込むことを狙っていると思われる。

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