わが家では毎年クリスマス前夜、ツリーの下に大きなプレゼントが入った袋を置いておく。
翌朝、子供たちが袋を開け、夫婦の寝室に「サンタさんからこんなプレゼントもらった!」と中身を見せにくる。こんなやりとりを子供らしいなーと微笑ましく感じている。
今年のクリスマスプレゼントはいらない
クリスマス1か月前になると、子供たちに何気ない会話の中で「今年のクリスマスプレゼントはサンタさんに何お願いするの?」と聞く。
年長の娘はおままごとに使うお人形さん。これは想定どおりだ。ところが長男からはいつもと違う答えが返ってきた。
「今年のクリスマスプレゼントはいらない。どうせパパとママが買ってくれてるんやろ。お金もったいないから別にいらんし。」
まったく予想していない答えが返ってきたので、夫婦で目が点になった。サンタさんがパパとママだというのは、学校で友達とそういう会話になったんだろうと察しがついた。
「でもプレゼントなしってのは寂しいからせっかくやしなんかお願いしたら?」
と妻のひろこが言うと「フォートナイトで新しいスキン買うのにちょっと課金したい」という本音がでてきた。
※スキンはゲーム上でキャラの見た目を変えられる衣装のことで、お値段は1000円ちょっと
年齢と共にゲームの遊び方も変わってきた
今までは一人でYouTubeのゲーム実況で上手な人のプレーを学んで自分で実際にやってみるという遊び方をしていた長男。習い事にかなりの時間を割いていることもあり、そもそもそんなにゲームをする時間がない。そんなこともあり、ゲーム実況をしている人たちのように上手にプレーできるまでに、なかなかならない。
ところがコロナの自粛期間中に「フォートナイト」という人気ゲームをしたことがきっかけで遊び方がガラリと変わったのだ。プレーするのにお金はいらない。無料のソフトを任天堂スイッチにダウンロードするだけ。課金をすると強くなるというものでもないので、始めるハードルはかなり低い。じつによくできているゲームだと感じた。
学校の友達の一人がヘッドホンを買ってもらうと広まって、今ではみんなヘッドホンを付けている。これがあるとオンラインで喋りながらプレーを楽しむことができる。無料でできるLINEの音声通話と同じだ。
学校ではなかなか話す機会がなくても、ゲーム上なら冗談も言いながら友達と会話できるのが楽しいようだ。ゲームを終わるときは決まって「明日も学校頑張ろな!」と声をかけあっているのが印象的だ。
変わってきた価値観。
長男を見ているとゲームで一人で遊ぶ時間よりも、友達とゲームを通して会話している時間のほうが貴重だということがわかって来たように感じる。
先だって授業参観がありゲーム仲間の一人のお母さんから、ひろこがこう言われたそうだ「〇〇くんとフォートナイトするようになって、うちの子が時間までに宿題済ませるようになってほんとに感謝してます」
長男は平日、テニススクールでの練習が毎日あるので、帰ってお風呂に入って、ご飯を食べて、宿題をしてテレビの前に座るのがだいたい20時15分?20時30分だ。このルーティーンで回しているので、自然と友達も同じ時間にゲームを始めるようになり、みな宿題を終わらせているのだ。これはまさにゲーム効果ということで親同士も微笑ましく見ている。人との関わりの中で子供は成長していくんだなというのが長男を見ていてよくわかる。
ゲームはお金で買えても一緒に遊ぶ友人や友人と過ごす時間はお金で買えない。だからこそ価値がある。本人はそこまで気づいていないだろうが、長男の価値観の変化を感じた出来事だった(あっきん)
お金のことってなかなか人に相談できないよね。
みんな、お金のことってどう考えてるの? 投資って、難しいでしょ?
自分のやってる貯蓄術や運用術って一般的なの?
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