ジョブズやゲイツも恐れた「スマホ脳」 どうしたら避けられるのか!?

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大企業は脳科学者を雇用してアプリを開発している

   本書では、最新の脳科学の膨大な実験結果をもとに、スマホをめぐる数々の「恐るべき事実」が指摘される。たとえば、現代人がスマホを手にする回数。その頻度は10分に1回で、触る回数は1日平均2600回に及ぶ。

   著者は「スマホは私たちの最新のドラッグ」というが、その証拠にスマホを強制的に手放す実験をすると、手放した被験者の体内では、ほんの10分でストレスホルモンであるコルチゾールが上昇する。それはつまり、脳が「闘争か逃走か」のモードに入ることなのだという。

   こうしたことが顕著に現れるのは、スマホを頻繁に使っている人で、そうでない人の場合はコルチゾールは、それほど上昇しない。著者は「脳がどのように進化してきたかを考えると、それも特におかしなことではない」と述べる。

   デジタル社会に適応していない人間の脳は、頻繁にスマホを利用することで、知らず知らずのうちに依存を強めてしまう。というのも、本書の指摘によれば、大企業は脳科学者を雇用してアプリを開発している。最先端の脳科学研究を動員し、アプリが脳に快楽物質を分泌する仕組みを利用して依存性を高進させている。

   フェイスブックの「いいね」機能を開発した米国人、ジャスティン・ローゼンスタイン氏はインタビューで、自分のフェイスブックの利用時間を制限し、スナップチャットをすっぱりやめたことを明かした。

   自ら創造した「立てた親指」が「度を過ぎて魅力的」だと後悔したという。「製品を開発するときに最善を尽くすのは当然のこと。それが思ってもみないような悪影響を与える―。それに気づいたのは後になってからだ」と述べている。

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