年末年始の全国一斉「GoToトラベル」停止 頑固者の菅首相を目覚めさせた2つの出来事

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初めて「不支持」が「支持」を上回った世論調査

「GoToトラベル」から東京も外れた......
「GoToトラベル」から東京も外れた......

   それにしても、菅首相は「GoToトラベル停止」について、なぜ考えを一転させたのだろうか――。

   政治ジャーナリストの田﨑史郎氏は、12月14日放送のテレビ朝日系情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」の中で、

「内閣支持率の大幅な低下にショックを受けたのでしょう」

   と説明した。

   毎日新聞(インターネット版)が12月12日夜に報じた世論調査結果のことだ。菅内閣の支持率が、前回調査(11月7日)の57%から17ポイント下落して40%に。逆に不支持が13ポイント上がって49%と、不支持が初めて支持を上回った。

   菅政権の新型コロナ対策についても、「評価する」が14%(前回34%)で、「評価しない」が62%(前回27%)と、こちらも大逆転となった。新型コロナ対策の評判の悪さが支持率の大幅減につながったわけだ。

   田﨑史郎氏は、こう指摘した。

「(ほかのメディアの世論調査でも)1週間前までは支持のほうが多かったのに、毎日新聞の調査で逆転した。官邸の方々は否定するが、かなりショックだったと思います。そこから(GoToトラベル停止へと)流れがガラッと変わってしまいました」

   ネットでの猛バッシングと世論調査という、国民の正当な批判がやっと菅首相に届いたということか。

   (福田和郎)

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