他社との競争に生き残れるか!?
次に、事業内容の魅力について、紹介していく。この会社はキャッシュレス決済用端末を開発している会社だ。このセクター自体にまず魅力があり、コロナ禍でEコマースが普及した影響で、もともと海外の先進国に比べて需要が少なかったクレジットカードを作った人が増加した。
では今後、新型コロナウイルスが終息に向かっていって、そのクレジットカードで店に行って買い物をしようとした場合、購入額が比較的大きいアパレル店などはキャッシュレス決済の環境整備が整ってはいるが、中小小売店や飲食店などではまだまだ普及が進んでいないところが多い。そこに、これらの端末を供給する余地はある。
さらに上場したばかりということで、このセクターが今後は市場規模を伸ばしていき、他社との競争で戦うことができれば、株価のキャピタルゲインが他銘柄に投資をするより大きいのではないかと考える。
しかし、相応のリスクというものも考えなければなれない。やはり上場したばかりというところがひとつのリスクであり、成長性こそあるものの安全性は保障されていないため、今まで紹介してきた銘柄の中で最もハイリスク・ハイリターンになってしまうだろう。
また、日本よりもキャッシュレス文化が進んでいる海外の会社が、日本に進出することによる市場の奪取が可能性としてはある。現に「スクエア(SQ)」という会社は順調に株価を伸ばしており、日本に進出しつつあるので、この会社の動向はチェックしておく必要があるだろう。今回の株式取得は見送りました。
GMOフィナンシャルゲート(4051)
株価の取得は見送りました。
年初来高値(2020年10月15日) 3万50円
年初来安値(2020年7 月17日) 4965円
直近の株価(2020年11月30日) 1万8350円