理系男子にIT系復権 DXの影響か?
理系男子は、1978年の調査開始以来、初めてNTTデータが1位に立った。同社を筆頭に、野村総合研究所(8位)、Sky(10位)とIT・情報系の大手企業がトップ10に3社ランクインした。
NTTデータは31期連続で増収。野村総合研究所も売上高、営業利益が過去最高を達成。コロナ禍の影響でビジネス環境が大きく変わるなか、DX(デジタルトランスフォーメーション)に対する企業の関心が高まっており、「デジタル投資の拡大を背景に業績が好調なうえ、学生の知的好奇心に応えるインターンシッププログラムを提供していることも人気を集めた要因と思われる」とダイヤモンド・ヒューマンリソースはみている。
文系男子では大きく後退した鉄道業界だが、JR東海が2 位、JR東日本が3位と理系男子では人気を維持。業績が好調なソニーが4位、トヨタ自動車が7位にランクされた。
ダイヤモンド・ヒューマンリソースによると、文系男子同様、コロナ禍の影響で内需系企業に人気が集まり、不動産デベロッパーや道路、ゼネコンが順位を上げた。さらに研究開発に期待が集まる製薬メーカーが堅調だった。