街の商店街は、なぜ閑散としているのか?【尾藤克之のオススメ】

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   いま、個室の貸し会議室ビジネスに注目が集まっています。ノウハウを習得すれば、初心者でも高い確率で成功することが難しくはありません。

   特に、「パーティスペース」と「貸し会議室」のレンタルスペースは人気急上昇中です。パーティスペースは、オーナーのセンスひとつで、楽しい遊びの空間を演出することができます。

「買わない不動産投資 ドル箱 レンタルスペース」(大神麗子著)みらいパブリッシング
  • 商店街のにぎわいはいま……
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街の商店街は、なぜ閑散としているのか

   突然ですが、ここで一つ質問をします。「街の商店街は、なぜ閉散としているのでしょうか?」。多くの店がシャッターを閉め、色あせた看板と、古い建物がずらっと並んでいます。文房具屋さん、お菓子屋さん、洋服屋さんなど、たくさんの店舗が並んでいます。

「きっと昔は、活気づいて、繁盛していたと思いませんか。昭和の時代、商店街には、子供からお年寄りまで、たくさんの人々の生活の拠点、交友の拠点、商売の拠点として、パワーが溢れていた様子が浮かびます。ただ、今はシャッター街になり、人通りはありません。どこか寂しい気持ちがします。その頃と、店の立地は変わっていません。売っている商材も変わっていませんし、店主も変わっていないはずです。どうしてなのでしょうか」

   著者の大神麗子さんは、そう言います。

「ここまでくれば、皆さんもおわかりですよね。そう、つまり『時代』が違うのです。時代の流れによって、成功しやすいビジネスと、そうでないビジネスがあるのです。大きな流れに、小さな者は巻き込まれます。逆らっても勝てません。時代の流れによって、成功確率が変わるのです。想像してみてください。下りのエスカレーターを上ろうとするのは難しいです。頑張って駆け上がっているのに、どんどん下がってゴールから遠のいていきます」

   つまり、ビジネスで成功するためには、外的な流れに沿うことが重要だということです。そのためにまずは、世の中の流れを理解することが最初にやるべきことだとも言えるでしょう。

   大神さんは、

「何をやっても同じではありません。簡易に戦っても勝てる可能性は低く、沈んでいく船に乗っていては、遅かれ早かれ自分も一緒に沈んでいきます。『取り組んでいるけど、思うような結果がでない』。あなたに才能がないことが原因ではないのです」

と言うのです。

今後の世の中の流れを見る

   これからの時代の流れを見ていきましょう。労働や働き方など、仕事に関する流れを見ていきます。大神さんは、次の6項目を挙げています。

<今後の世の中の流れ>
(1)AIの進化
(2)長寿化・高齢化
(3)仕事への価値観の変化
(4)働き方の変化
(5)アフターコロナ
(6)自分の力で稼ぎたい人が膨大に増える

   とくに、「(6)自分の力で稼ぎたい人が膨大に増える」ことを理解しなければなりません。給料が減り、収入に貧する人が増えてきます。勤務先のリストラや失業者も増加するからです。そのような未来が予想されるなかで、私たちに求められていることは、「稼ぐ力を身につけること」です。情報を収集し、動き出さなければいけない時代ともいえます。

   今回は、「買わない不動産投資」と言われる、貸し会議室ビジネスを紹介しました。貸し会議室ビジネスは、あらゆる場所を時間単位で貸し借りするビジネスです。ジャンルは、セミナー(オンラインでも)、スクール、会議、商談、読書、学習室、撮影など多岐にわたります。目的に合わせてアレンジ可能なことから、需要が高まっています。使い道はあなた次第。関心のある方はこの機会に情報を収集してみてください。(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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