「1分間」瞑想はバス待ちを利用して!?
Calmのアプリの主な構成は、「睡眠(スリープストーリー)」、「瞑想」、「音楽」、「シーン」など。「睡眠」では、フィクション、ノンフィクションに分けた読み聞かせのほか、「川のせせらぎ」や「ザトウクジラ」「喉を鳴らす猫」など、環境音や動物の発する音をカバーした「サウンドスケープ」もある。
発表会見に登壇したCalmの国際展開担当取締役のメイヴィス・プレフォ氏によると、数年前に、22時から24時ごろまでに瞑想の利用が急増していることに気づき、瞑想セッションが眠りにつくため使われているらしいことがわかり、睡眠用コンテンツの充実化を図っているという。
スミス氏は、若年層向けを備えていることを強調。「キッズ用おとぎ話」も日本語版を設けた。
「瞑想」のセクションでは「7日間の幸福」、「7日間の自己肯定感」など、インストラクション付きのプログラムや「1分」から「8時間」まで、好みの時間を選べるセッションを用意。「1分」の瞑想の例では、バスに乗り遅れ落ち着きを取り戻さねばならないときに、次のバスがくるまでの時間を利用して実行すると効果があることが示される。
「瞑想」ではまた「自信に関するシリーズ」というのがあり、その中の「会議の前にクリアな落ち着き15分ほどのセッション」では、「動揺すると心は未来に先走りがち...」「最悪のシナリオを想像...」「不安が不安を呼ぶ...」などと、一般に陥りがちな状況を指摘。瞑想によるマインドフルネスが気持ちに落ち着きを取り戻すことに効果があることを語り掛け、ガイドにしたがった実践を促す。
このシリーズにはほかに、「社交的な集まりの前に―不安をやわらげる」「パフォーマンスの前に ―あなたならできる」もある。