59.8%の企業が「新卒採用が多い」
そうしたなか、就職情報サービスの学情の調査によると、これまでの採用実績について「新卒」「中途」別の割合では、59.8%の企業が「新卒採用が多い」と回答。やはり新卒採用を重視している企業が多いことがわかった。
「中途採用が多い」は26.1%。「新卒採用・中途採用ほぼ同等」が12.9%だった。
今後の「中途採用数」について聞くと、65%の企業が「変わらない」と回答。一方、「増やす予定」は26.3%で「減らす予定」(2.8%)を大きく上回った。
新卒・中途にかかわらず、今後の採用について「増やす予定」(16.9%)と「変わらない」(70.3%)を合わせ「維持」表明は87.2%で、これらの企業では中途採用数について「維持」または「拡大」と回答した企業は9割を占めた。
学情によると、
「すぐに増やすことは難しいが、半年~1年以内には中途採用を増やす予定」
「まずは中途採用に対応できる人事制度を検討したい」
などの声が寄せられており「中途採用比率の公表義務化」を契機に、順次対応を進めていく予定の企業も多いと考えられる。
なお調査は、2020年11月12日~20日に、従業員数301人以上の企業の担当者を対象に、インターネットで実施。334件の有効回答を得た。