男性40グラム以上、女性20グラム以上は生活習慣病に高リスク
厚生労働省では、「生活習慣病のリスクを高めるアルコール量」として、男性は1日40グラム以上、女性は20グラム以上としている。
アルコール20グラムの目安としては、
・ビールなら中瓶1本(500ミリリットル)
・日本酒なら1合(180ミリリットル)
・ワインならグラス2杯(240ミリリットル)
・ウイスキーならダブル1杯(60ミリリットル)
つまり、男性の場合、「日本酒なら1日2合=アルコール40グラム」が目安となり、それ以上の飲酒を続けると「生活習慣病のリスクを高める」ことになる。
また世界保健機関(WHO)でもアルコール依存症の診断基準を示しており、
・飲酒したいという強い欲望あるいは強迫感
・飲酒の開始、終了、あるいは飲酒量に関して行動を統制することが困難
・禁酒あるいは減酒したときの離脱症状(イライラする、手が震える等)
・耐性の証拠(飲酒量が増える)
・飲酒にかかわる楽しみや興味を無視し、飲酒せざるをえない時間やその効果からの回復に要する時間が延長
・明らかに有害な結果が起きているにもかかわらず飲酒
この6項目のうち3項目以上に当てはまる場合をアルコール依存症としている。
飲みすぎはさまざまな病気のリスクを高くするほか、アルコール依存症にも直結する場合がある。