怪しいアプリはインストールできない設定に
偽SMSに記載されているURLにアクセスすると、銀行や宅配便業者などを装った偽サイト(フィッシングサイト)に誘導されてID・パスワード、暗証番号や認証コード、電話番号などの個人情報の入力を求められるケースが多い。こうした情報を入力すると、キャリア決済などを不正利用される。
万が一URLにアクセスした場合でも、ID・パスワードなどは絶対に入力しないこと。また、最初からスマホを「提供元不明のアプリ」はインストールできない設定にしておくことも大事だという。
では万が一、不正なアプリをインストールした場合はどうすればよいだろうか――。国民生活センターは、こうアドバイスする。
「スマホを機内モードに設定し、Wi-Fi接続などもオフにしたうえで、不正なアプリをアンインストールしましょう。アンインストールの方法がわからない場合には、契約している携帯電話会社などに問い合わせてください。また、より安全な対応策としてスマホの初期化も検討するといいです」
「アンインストール」とは、プログラムやアプリなどのソフトウェアをシステムから削除し、導入前の状態に戻すことだ。アンインストールのやり方を知っているほどのスマホリテラシーのある人は、そもそも偽SMSになどに引っかからないだろうから、やり方を知らない人は、すぐに携帯電話会社に問い合わせたほうがいいに違いない。
(福田和郎)