URLをクリックしてもID、パスワードは入力するな!
【事例3】「不在通知」のSMSに記載されていたURLにアクセスしたあと、キャリア決済で電子マネーを購入されていた
数か月前にスマホに宅配便の不在連絡のSMSが届いたので、記載されていたURLにアクセスした。その時に何を入力したのか明確には覚えていないが、氏名などの個人情報を入力して返信してしまったようだ。その後、約 11 万円がキャリア決済されていて、電子マネーが購入されていることがわかった。(2020 年5月、40歳代男性)
【事例4】「不在通知」のSMSが来てIDなどを入力したら、プラットフォームで決済されてしまった
宅配便業者から不在配達のSMSが来て、URLをクリックしたらホームページが出てきた。そこにプラットフォーム事業者のID、パスワードを入力したら、約9万円をプラットフォームで決済されてしまった。もうお金は戻らないだろうか。(2020 年4月、40歳代男性)
国民生活センターでは、
「SMSやメールで『不在通知』が届いても、記載されているURLには安易にアクセスしないようにしましょう」
とアドバイスする。
しかし、厄介なのは、実際にSMSによる「不在通知」を行っている宅配便業者がいることだ。SMSが宅配便業者からの正式なものかどうか、すぐに見分けることは困難だから、自分で宅配便業者の電話窓口や公式ホームページで真偽を確認することが大切だという。
また、もし不用意にURLにアクセスした場合でも、
「提供元不明のアプリをインストールしたり、ID・パスワードなどを入力したりしないようにしましょう。自分のスマホに不正なアプリをダウンロードしてインストールしてしまうと、自動的にSMSが任意の宛先に送信されるなどの被害に遭うおそれがあります」
と警告する。