役職定年で子会社に出向したものの、仕事がない【ひろ子ママの教訓 その31】

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お金や時間があることはプラスです

   まずは、お金があったら、時間があったら「?したい」と頭に思い浮かべたことを言語化してみましょう。頭に思い浮かべただけでは忘れてしまうので、紙に書くことがオススメですよ。

   書いたものの中に、たとえば「医者になりたかった」などという夢があったら、50代から挑戦するには現実味が少ないことは、キッパリとあきらめることも必要かもしれません。自分の中で、あきらめることを決めた後に残ったことを始めてみてはどうでしょう。

   私は今、中国語の勉強をしていますが、将来的に通訳を仕事にしたいと思っています。今は初心者なので、まずは看板などの中国語を理解することが目標です。

   Dさんもやってみたら、仕事にしたいと思うことが出てくるかもしれません。今の生活を定年後の生活の予行演習として楽しんでみてはいかがでしょう。

ガッツポーズ

   知的好奇心を高めることも、いいと思います。

   時間がないと忘れてしまいやすいのが、知的好奇心を持つことです。子どもの頃、学校帰りに寄り道していませんでした? 「何にでも興味があった」「新しいことを知りたい」という好奇心が旺盛だったのではないでしょうか。

   大人になるとどうしても、忙しさにかまけて、新しいことに対する好奇心が失われてしまいます。時間がある今、知的好奇心を高めることもオススメです。

   コロンビア大学の経営心理学教授のトマス・チャモロープリミュージク氏が、ビジネス環境の変化に対応するのは、知的好奇心が必要と言っていました。

   知的好奇心があると

・複雑な問題を理解して対処することができる
・ストレスや不安への耐性が高くなる
・新しいことに対しても落ち着いて対処することができる

   知的好奇心を育てる、高めるためには一つのことを掘り下げるといいそうです。

   一般的に、一つのスキルを身につけるには1000時間学習が必要と言われますが、何かを今から極めてみることに挑戦してみてはいかがでしょうか。私の中国語も、1000時間やったらどうなるんだろうと、夢と希望を持っています。

   Dさん、子会社への出向で時間ができた分、新しい道が開けたということです。もちろん、今の会社で雇用延長を選択することも一つの道です。いろんな可能性を探るために、近未来をイメージトレーニングしてみましょう。(ひろ子ママ)

ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
仮想スナック「ひろこ」を経営
古代マヤ暦シンクロ協会認定講師、ライター

不動産業界での営業、教育業界でのコーディネーターなどを経て、組織や人材開発に携わりながら、コーチングも行っている。鳥取県生まれ、大阪在住。多拠点生活に向けて活動中。
「キャリア50」https://career50.jp/?s=ひろ子ママ
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