きれいごと一切なし! 就活生にオススメ!! これが現場営業論だ

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「営業はいらない」と言う奴は全員アホ

   最近、テクノロジーの時代だから営業はいらない、営業はなくなるという人が増え、そうした趣旨の本も出ている。だが、不動産や保険など重要で高額な商材の営業は絶対に必要だと力説する。

   以下が営業マンの存在意義だ。

1 お客様が知らない知識、情報を与える
2 お客様が持っている知識、情報の確認
3 お客様が気づいていない考え方、ニーズを掘り起こす
4 お客様の背中を押す

   特に、3と4が最も重要なところだという。

   世の中には無数の営業マンがいる。その中から自分を選んでもらうには、商品以外の人間力が必要だ。自分の価値をどう生み出すか。6つのポイントを挙げている。

1 コンサル力...... 保険であれば、その他に税務知識、財務知識、証券知識、不動産知識など関連の知識
2 会って話すと楽しい、元気が出る...... 人として好かれること 3 こいつと付き合っておけば将来何かプラスがあるかもしれない
4 シンプルに「この人を応援したい」...... 一生懸命さ、必死に頑張っている態度
5 これだけやってもらったのでこの営業マンに頼む...... 無償の「give」を与え、感謝される
6 憧れの存在...... 2、3、4を組み合わせて派生させたパターン。フルコミッションの保険営業マンには普通に存在するという

   本書がよくあるビジネス書と一線を画しているのは、人間臭さだ。文句なしにおもしろい。それゆえ、8か月で12万人を超えるYouTubeの登録者を獲得したのだろう。

   営業マンがユーチューバーになる。そしてYouTube経由で「対面営業」をして顧客を獲得する。そんな新しい営業スタイルも見えてくる。

「ヨイショする営業マンは全員アホ」
宋世羅著
飛鳥新社
税別1300円

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