みなさん、こんにちは。丸ノ内ミカです。
最近、テレビドラマや映画では「バディもの」が人気です。男女のペアながら、恋愛関係ではなく、かといってビジネスパートナーというほどドライで割り切った関係でもない。ソウルメイトというほどの深すぎる結び付きでもない。
現代を生きる女性たちが異性との関係に求めているものは、まさに「バディ」にあるようなのです。
「ひとり焼き肉」「ひとりカラオケ」抵抗ない
昨今は、恋愛や結婚に興味のない若い女性が増えており、独身女性で異性と交際していない人の割合が大幅に増えているといわれています。丸の内サバイバー女子会メンバーでアラサーのR穂さんも、恋愛にはあまり興味がなく、「ひとり焼き肉」や「ひとりカラオケ」にも抵抗がないと言います。
旅行も東南アジアなどを一人で周るバックパッカー旅行が好きで、休日はオンラインゲームで友達と絡んでいるので淋しくないそうです。
「オンラインゲームで絡んでいる人たちの中には男性もいるんですけど、異性として意識したことはないですね。そもそもアバターとかでジョインしてるので、相手が男性か女性かとかも、ほとんど意識しないですし」
なるほど、ボーダレス時代の現代を生きる若い女性らしいコメントですが、そのR穂さんが、
「彼氏が欲しいとか結婚したいとかの気持ちはかなり薄いんですけど、『バディ』は良いなって思いますね」
と、気になる発言をしました。
R穂さんは、コンサルティング会社で、自治体の計画策定や会議体運営の支援をする仕事をしています。直近では、ある地方自治体の合併に係るプロジェクトにアサインされたそうなのですが、対等な自治体同士の合併は、各自の利益関係の調整などで相当な労力を伴うもの。R穂さんも任命されたものの、利害関係の調整がかなりの困難を伴い、プロジェクトの期間も当初の予定より後ろ倒しとなり、かなり疲弊したそうです。
このプロジェクトで、R穂さんは同期入社の男性、Sさんと一緒に仕事したそうです。Sさんはライフワークとして地方の農村再生を支援しており、R穂さんも誘われて、社外活動でバイオマス発電のサポートなどに一緒に取り組んでいました。
「仕事ではお互い、利害関係の調整でけん制しあい、後ろ向きな方向に終始していた合併プロジェクトでしたが、『前向きな流れを提案したいね』と話し合い、自分たちのやっている農村再生サポートの話をプレゼンしてみることにしたんです。
各自治体のエリア内で過疎地域になっている農村を再生させていったらどうか、そのことで合併の流れが前向きになるのではないか、と提案したんですね。そのことで後ろ向きだった話し合いが、徐々に前向きな流れに変わっていきました」