セレンディピティには「準備」がいる
セレンディピティを求めることばかりが先走り、出会いの頻度を高めようとする場合が往々にしてある。そのことばかりに気を遣い、会う人や行く場所を決めることに疲れ果ててしまうことが少なくない。そうした場合に備え、「出会いの自動化」も考えよう。ボランティアなどに定期的に参加し、人と出会うことを習慣化させることも一つの手だ。
本書では、具体的にどうやって出会いの頻度を増やし、アイスブレイクについてなどをまとめた実践編を用意。「人見知り」の度合いに応じて1~10のステップアップ形式になっていて取り組みが容易になるよう構成されている。
「日常のちょっとした機会からセレンディピティが生まれ、それによって人生がガラリと変わることがあります」と著者。だが、それは準備していてこそ起きるということを忘れてはならない。
「人見知りでもセレンディピティ 身近な奇跡が爆増する20のルール」
林勝明著
飛鳥新社
1300円(税別)