住み替えのために持ち家を売った人の約半数が「築10年以内」に売却していたことが、株式会社Speee(東京都港区)の調べでわかった=下グラフ参照。
同社が運営する不動産一括査定サイト「イエウール」を利用して不動産を売却したユーザー100人を対象に、不動産売却に関するアンケートを実施。2020年11月26日同社が発表した。
売却理由で多かったのは、「住み替え」が最も多く、全体の32.0%。続いて「相続」が23.0%、「資産整理」15.0%、「転勤、転職」11.0%、「金銭的な理由」9.0%、「離婚」7.0%、「その他」が3.0%という結果だった。
資産価値が下がり切らないうちに......
調査によると、「住み替え」を理由に売却した人のうち、最も多かったのは「6~10年」で24.5%。続いて「5年以内」が20.4%と、築10年以内に住み替えをしている人が半数近く占めていた。
築11年から築30年までは、築年数が経過するにつれて減少するが、一方で「築30年以上」も16.6%存在した。
この結果から、持ち家を売却して新居への住み替えをする人は「築年数が浅く、資産価値が下がり切らないうちに住み替える」ケースと、「長く居住した末に住み替える」ケースの大きく2つに分けられると、同社はみている。