【株と為替 今週のねらい目】コロナ禍のワクチン開発に光明! 株価上昇も上値重く...(11月24日~27日)

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   新型コロナウイルスのワクチン開発の進展と、感染第3波の勢いとの「綱引き」で、株式と為替相場が揺れている。ワクチン開発の進展で好感した東京株式市場は、日経平均株価が29年ぶりの2万6000円台に到達。しかし、世界的な感染第3波は国内でも新規感染者数が過去最高を更新しており、経済に与える影響が警戒されている。

   欧米でも景気の減速懸念が強まるなか、中央銀行による、もう一段の金融緩和の可能性が強まっており、ドル売り材料となりそう。1ドル=103円台への円高進行となれば、株式の嫌気材料になるかもしれない。

   どうなる!? 今週の株式・為替マーケット!

  • 新型コロナウイルス「感染第3波」がやって来た!(国立感染症研究所提供)
    新型コロナウイルス「感染第3波」がやって来た!(国立感染症研究所提供)
  • 新型コロナウイルス「感染第3波」がやって来た!(国立感染症研究所提供)

東京株式市場 株価2万6000円到達で利食い売り

日経平均株価予想レンジ:2万5000円~2万6000円

2020年11月20日(金)終値 2万5527円37銭

   今週の東京株式市場の日経平均株価は、上値の重い展開か。

   前週の日経平均株価は3週連続で上昇し、1991年5月以来、29年ぶりに2万6000円を回復した。新型コロナウイルスのワクチン開発の進展を好感した買いが相場を引き上げたが、その後はコロナ禍の感染拡大により、相場は失速した。2万6000円を達成したことで、利食い売り圧力も高まった。

   今週の日経平均株価は、上値の重い展開となりそうだ。日経平均株価の上昇局面では利食い売り圧力が強まっている。加えて、国内では新規感染者数が過去最高を更新するなど、新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、警戒感が強まっている。また、1ドル=103円台への円高進行も嫌気材料となりそうだ。ただ、新型コロナウイルスのワクチン開発の進展という好材料が下値を支えていることから、2万5000円台での下値固めとなりそうだ

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