きょうは、40代後半のCさんです。
「リカレント教育、社会人の学び直しについての情報を見かけることが増えてきましたが、周囲に学び直しに取り組んでいる人がいないので、いまいちピンときません。定年前から準備をしたほうがいいとは思ってはいますが、何をしたらいいのかわからず......。ただただ時間だけ過ぎています」
定年後、年収が下がることはわかっていたけれど
先日、高齢者の就労を支援する株式会社マイスター60が行った調査の中で、定年後の再就職、雇用延長において、ある程度年収が下がることは事前に想定していても、「給与に不満」という声が74%という記事を読みました。
事前にある程度、年収が下がることは想定していたものの、いざ、下がった時にはやはり不満を感じるようです。
どのくらい給与が下がるのかということ以外に、その給与で生活できるのかと事前にしっかりと考えることでギャップが生まれにくく、ある程度の妥協ができるようになるのかもしれません。
これまでは働く期間は60歳まで、その後は老後の余生を楽しむ期間と分かれていました。現在、仮に22歳から60歳までだと38年。再就職の60歳以降から、寿命を85歳だとして計算すると25年。これからは60歳以降の年数が長くなることが予想されます。現在は60歳過ぎたら引退ではなく、まだまだ現役として活躍する時代です。60歳以降こそ、重要な期間、人生の中で充実させたほうがいい期間に変わったとも言えるでしょう。
まさに、「終わり良ければすべて良し」です。定年前までは充実した人生を送っていたとしても、定年後に心が空っぽになってしまったらいかがでしょう。Cさん、定年後の人生をいかに謳歌するために、どうしたらいいのか考えてみましょう。