食事・運動・体重管理アプリ「カロミル」を開発、提供するライフログテクノロジー株式会社(東京都中央区)は、「カロミル」の累計登録会員数が70万人を突破した、と11月19日発表した。5月から半年で20万人増加したのは、コロナ禍で健康への関心が高まったためとみている。
「カロミル」は1枚の食事の写真からAI(人工知能)が画像を解析し、簡単に栄養素や食事時間、内容を記録できる健康管理アプリ。2016年2月にサービスを開始。17年9月には業界初である「カメラロール解析」を可能とするAIの開発に成功した。
このカメラロール解析により、「記録のためにアプリを立ち上げて写真を撮る」というユーザーの手間を省くことを実現した。
圧倒的な画像解析精度の高さ
ライフログテクノロジーによると、特許を取得したカメラロール解析とは、アプリを立ち上げた際に、AIがカメラロール内にある写真の中から、食事画像のみを識別し解析。ユーザーは、解析結果から正しい選択肢を選ぶだけで、食事の7つの栄養素(カロリー、炭水化物、糖質、たんぱく質、脂質、塩分、食物繊維)、食事時間の記録が自動でできる。
一般的な料理で約4000品目、商品や外食メニューを合わせると膨大な数になる。現在識別できる品目数は1万7000を超え、全品目、小売品目、一般料理、外食料理、すべての項目で97%以上の識別精度があり、国内で最も高い識別精度があるという。
口コミだけでダウンロード数が増加している理由の一つが、この画像解析精度の高さと見ており、今後も識別品目数を増やしながら、画像解析精度100%を目指している。
基本機能は無料で提供しており、有料でさらに高度なサービスを提供している。