パスワード不要で「認証維新」を実現 生体認証のISRがユーザーの「覚えていられない」ストレスを解消

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脆弱性補えないパスワードは「幕末時代」に

「パスワードレス」の戦略について説明するメンデス社長
「パスワードレス」の戦略について説明するメンデス社長

   このパスワードレス認証の標準提供やそれに伴う今後の事業戦略について、メンデス・ラウル社長は、「CloudGate UNOのパスワードレスの標準化は『認証維新』の位置付けで、これを足がかかりに、CloudGate UNOのユーザーを2023年度には現在の2倍の160万人に拡大する計画」と明かした。パスワードレス化への流れを大きくしたい意向だ。「パスワードの数が増えユーザーは覚えられないストレスを抱え、パスワード漏れによる犯罪・サイバー攻撃は増える一方」という現状に、「それは将来にわたっては過去のものとしなければならない『パスワード幕末時代』だ」と、メンデス社長は指摘した。

   たしかに、パスワードが必要なウェブサービスは増える一方で、人によっては1つか2つのパスワードでいくつものサービス利用しているケースがあり、フィッシングやウェブサイトに仕掛けられたウイルスによってパスワードが盗まれる被害は枚挙にいとまがない。

   ユーザーは認証のセキュリティ対策についてネットワーク管理者やサービス主宰者に依存しがち。しかし、メンデス社長は「ネットワークのセキュリティよりも個人レベルでの対応をしっかりしなければならない」と話す。そのためには、パスワードを使わないことが最善だ。

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