ビットコイン(BTC)価格が、驚きの1BTC=170万円を突破した。この波に乗って、チャート図をにらみながら積極的に攻めたのが明治大学のIT。ラストスパートに向け、プラスを積み上げた。
職業能力開発総合大学校のさっちんも、「そこまで上がると思ってもいなかった」と驚くが、利益はしっかり確保。一方、「もう正直、どこかでガクッと落ちる可能性もあるかなと考えて......」と、ビットコインを恐る恐る保有し続けるのが、慶応義塾大学の馬医金満。売却のタイミングを計る。専修大学のゆうは、変わらず。
ビットコインをポートフォリオに組み込む(専修大学)
おはようございます。専修大学のゆうです。今週(11月9日週)の総資産は前週と変わりませんでした。いよいよ終わりで、現状では9%のリターンです。自分としては今回のカソツー大学対抗戦の総合的なリターンは期間中のビットコインの値上がりに比べては低いと考えています。
期間中、新型コロナウイルスの影響によってビットコイン市場を含む金融市場は大きな荒波に飲まれており、現在は若干落ち着きが見られると感じますが、今後どうなるかはわかりません。日々の動きを捉えるためニュースや指標を見るのは癖がついたと思います。
ここからはあくまで私の考えるビットコイン含む暗号資産の投資の見方なのですが、暗号資産は投資の際のポートフォリオに組み入れていくべきであると考えています。投資商品は、株式、債券、金(ゴールド)などのコモディティ商品などさまざまありますが、そういった商品で自分のポートフォリオを組んでいくとき、ビットコインをそれに組み込んでもいいのではないでしょうか。
理由として、ビットコインはインフレなどに強いなどの利点があります。そういった意味で投資対象としていいのではないかと思います。しかしその半面、価格の均衡が難しいというリスクも存在します。
こういったことを考慮して投資に役立てるのがいいと考えています。私は暗号資産が投機というよりも長期の投資対象にできることを、身をもって学ぶことができました。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
10月以降、ビットコインが堅調に上昇したことで、バイ&ホールドがベストな売買戦略となりました。上昇し続ける商品を一度売却してしまうとパフォーマンスを取り戻すのが大変です。ビットコインの場合は世の中のトレンドが盛り上がれば、上昇が続きやすいという傾向がありますので、Googleトレンドや交換業者の口座開設数などを参考にしてみてはいかがでしょうか。
さて、ゆうさんの考えのように、ヘッジファンド業界で著名なポール・チューダー・ジョーンズ氏は資産の1%をビットコインに投じたといわれています。これまでは米ドルや金をポートフォリオの一部にすると良いと言われてきました。それがデジタル資産としてビットコインが加わったわけです。ビットコインが人気な中国やインドの方は、資産防衛のために金を買っていましたので、ビットコインを買うことに抵抗がないのかもしれません。通貨が不安定な韓国で人気が出ているのも同じ理由でしょう。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
11月13日現在 1万949円
ビットコインATMの設置が急増している(職業能力開発総合大学校)
どうも、さっちんです!
今週(11月9日週)はビットコイン(BTC)を165万円のときに1万円分購入。168万円の時に売却し180円の勝ちになりました。ビットコインはついに170万円を突破。そこまで上がると思ってもいなかったので驚きました。
その流れに相乗してビットコインATM の設置台数が世界で急増しています。データサイトのコインATMレーダー(Coin ATM Radar)によると、ビットコインATMの設置台数は2020年、前年比85%増の1万1798台となったそうです。2019年の約50%増を上回るペースとのこと。
新型コロナウイルスの影響で、非接触型の決済が当たり前になっていく過程で、今後日本にもこのビットコインATM が普及していくか、しないのか、とても気になります。
日本はクレジットカードの普及がとても進んでおり、JCBがまとめた「クレジットカードに関する総合調査(2018年度)」の結果によると、クレジットカードの保有率は84%と高水準となっています。また、現在コンビニにはほとんどの店舗でATMがありますが、もしビットコインATMが設置されるとしたら現在設置されているATMに機能が追加されるのか新しく設置されるのかは、気になるところです。
それでは、また来週!
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
ビットコインATMの増加は、おもしろい材料ですね。日本にいるとわかりませんが、世界では米ドルの保有が難しい国が多く、これまでは自国通貨の下落で資産が減少するしかありませんでした。マダガスカルにいった知人の話では、どこにいっても現地通貨から外貨に両替を行う手段がなかった、ということでした。しかし、ビットコインATMを使って、ダイレクトに両替を行うことが可能なのでしょう。自国通貨安が進み、ビットコインが上昇すると、あっという間に資産が2倍になる可能性すらあり得ます。中国はもちろん、インドやロシアなどの大国からの大規模な資金流入の可能性も考えられます。
Coinhillsというサイトで、各国のAPIを開放している交換業者売買代金比率が確認できますので、参考にしてみてください。
前週からの損益 プラス180円
11月13日現在 1万4080円