「リモートワークの推進を、国が強力に行うべきだ」
ただ、同じGo Toキャンペーンでも、「イート」のほうが感染拡大の危険が高いが、「トラベル」は続けてもいいのではという意見もあった。
「飲食の仕方が問題だと思います。通りがかりの居酒屋を見ても、飛沫が飛び交うような会話をして飲酒している人が多いのでリスクは高いですよ。完全個人飲食のラーメンカウンターのほうがはるかに安全。みんなGo Toトラベルのことを言うが、Go To イートのほうが問題ではないですかね」
「トラベルが原因だったら晩夏からドカンとなっていたはず。実際にはイートが始まってからドカンとなっている。経済を回し続けたいなら店内飲食メインのイートよりGo Toテイクアウトに切り替えるのも妙案かな」
「Go Toトラベルの恩恵を受けて温泉旅行に何度も行っていますが、食事場所は部屋か食事処の個室。仕切りがないテーブル席でも間隔はだいぶ空いているし、旅館が時間帯をずらしているので密になることはありません。一方、イートは田舎には対象店が少なく、都会の繁華街に多い。イートが問題なのは必然だと思います」
「Go Toの中止」には慎重であるべきだという意見も多かった。
「一度Go Toをストップなんてこと言う人が多いが、そんなことした途端、Go To使っていた予約の大半がキャンセルされて、旅館や関連業者は一気に傾くということがわかっているのか? この冬のほとんどが予約で埋まっているところも、一気に吹っ飛ぶんだよ」
「Go Toが本当に感染拡大の原因なら中止もいいが、そうなると北海道が突出している説明がつかない。(都民がもっとも多く移動したのが近郊の県なので)となると感染拡大の原因は人の移動ではなく、(北海道の)気温の低下などが考えられるわけで、Go Toを止めても意味がなく、観光飲食業の人たちの経済苦につながる。本当の原因を突き止めてから対策すべきと考えます」
また、感染拡大防止のため、リモートワークの推進を、国が強力に行うべきだという声が多かった。
「リモートワークができる会社に対して、国から推進してほしい! 飲食店の時短要請とかじゃなくて、まずはそこだと思う。うちもリモートできるように全社員PCが配られたのに、すっかり元に戻った。週1で在宅があるかどうか、もう在宅していない人さえ多いのが現状だ。会社の入館口に朝行列ができるありさまだ。うちの会社は考えが古いので、国が強い指示を出せば、従う企業がいっぱいあると思います」
「うちも出社率の上限を設定していたのに、最近廃止して各部の判断という現場任せ。そりゃー、部の予算達成のため営業部門の部長は全員出社を原則方針とするわな。在宅勤務はどうしても必要なときに理由つけて申請なんだとさ」
「IT企業に勤めていますが、一向にリモートワークを導入しようとしません。IT職こそ導入を急ぐべきだと思います」
「首都圏は在宅勤務できる企業がそうしてくれるだけで、かなり感染が抑えられると思う。テレワークが増えれば仕事帰りに多人数で飲みに行くことも減る。できる人はどんどんテレワークにしていくべき」
(福田和郎)