「浦島太郎状態だけど、仕事するって楽しい!」
専業主婦9年間のブランクを経て、仕事を再会した女性が「働く喜び」のワクワクドキドキを素直に前面に表した投稿が話題になっている。
多くの専業主婦、働く女性たちの共感を呼び、「私も復帰して働きたくなった」と励まされる人が多いのだ。専門家に聞いた。
主婦業を「家オペ期間」として前向きに捉え直そう
J-CASTニュース会社ウォッチ編集部では、女性の働き方に詳しい、主婦に特化した就労支援サービスを展開するビースタイルグループの調査機関「しゅふJOB総研」の川上敬太郎所長に、今回の「専業主婦からの仕事復帰が楽しい!」という投稿の話題について、意見を求めた。
――今回の投稿、専業主婦が仕事に戻って働くことの喜びにあふれた、多くの女性を励ます内容ですが、これを読んでどのような感想を持ちましたか。
川上敬太郎さん「投稿者さんの言葉からは、9年ぶりに働けること自体を心から楽しんでいる印象を受けました。そして、寄せられた回答にも前向きな感想がたくさん見られて、多くの方が共感していると感じました」
――今回の投稿のように、女性が長いブランクを経て仕事に復帰する際の悩みや喜び、問題点などについてこれまで調査したことはありますか。
川上さん「これまでに行ってきたさまざまな調査のフリーコメントに、ブランク期間の長さに対する不安や悩みが寄せられてきました。しゅふJOB総研では、主婦・主夫業の期間は決してブランクではなく、家周りの仕事をオペレーションしてきた『家オペ期間』と、前向きに捉え直すことを提唱しています。
そして、『家オペ期間』に磨かれた能力を『家オペ力』と呼び、積極的に評価するためのメソッドを無料で公開しています。『就活する主婦・主夫のための自己分析ツールを無料公開』に掲載していますので、ぜひご覧になってください。『しゅふ業』を通じて磨かれた実務能力は、履歴書の中に職歴として記載するものではありませんが、『職場外で取り組んだこと』や『家仕事を通じて学んだこと』のようにオリジナルの欄を設けて記載することをご提案します」