「専業主婦が大好きすぎて、引きこもりの一歩手前に」
専業主婦が好きだったのに、働き始めて考えが変わったという人も多かった。
「私は専業主婦が大好きでしたが、大好きすぎて家にいても苦にならないのがたたって、引きこもり一歩手前までいってしまいました。そこで18年ぶりに働きました。コンビニから始めたら接客業が楽しくなり、以前から憧れていたカフェに転職。楽しかったけど、体力的に長くは無理だなと思って、今は暇な事務員やっています。勤務先からは定年までお願いねって言われているので、それを目標に頑張っています」
「専業でずっと家にいると自分の存在意義がわからなくなる。家にいてご飯作って、掃除して、寝ての繰り返し。子どもたちと過ごすのも楽しいけど、○○君のお母さん...と呼ばれるだけの自分が何か物足りなかった。社会に出て責任をもって仕事することや、○○さんと苗字で呼ばれて、1人の人間として自分を扱ってくれる場所があるのが嬉しい」
「私も専業8年からパートだけど社会復帰しました。2年目になりますが、本当に楽しくてお金も稼げて最高です。専業だった頃は何もしない夫にイライラしつつも働いてもらっている負い目から何も言えなかったけど、週5で働いている今なら言える。子供たちのご飯お願いねって!」
また、こんなメリットをあげる人もいた。
「仕事していると、優先順位を考えながら最も効率の良い方法で作業していくから、それを家庭に応用できる。結果として家事の効率も上がるのよ。専業の時は、家事が終わって暇を持て余しても小さい子と外に出るのがしんどくて引きこもった。大人と話したい欲求で息が詰まったよ。今は仕事モード、家庭モードの切り替えができるからストレスが溜まらない」
一方、一部だが「専業主婦のほうがいい」という意見もあった。
「私も退職して、子どもが1歳頃までは孤独でしたが、1歳過ぎると行動範囲も公園などに広がり、ママ友もできました。1歳半になれば、子供とコミュニケーションとるのが楽しくて働かなくてよかったと思います。本当に幸せの時間を過ごしていると思います」
「私は結婚後も働いていたけど、家事の分担がうまくいかなくて夫に怒っていることが多かった。別の事情で仕事を辞めて専業になったけど、今のほうが家事に専念できるから、夫が手伝わなくてもイライラしないし、仲良くなれたよ。よくなったパターン。本当に向き不向きはあると思う」
(福田和郎)