来た! 二度目の「買い」のタイミング
2019年5月9日に、1株当たり990円で買った三越伊勢丹株は、コロナ禍の感染拡大で、20年7月31日には479円の年初来安値を記録するところまで下落した。当然だろう。前日の7月30日付の日本経済新聞は、「三越伊勢丹、赤字600億円・今期最終、コロナ休業響く」の見出しで、「新型コロナで4~5月にかけて主要店舗での休業が相次いだ。再開後も回復が鈍く、7月以降の売上高も平常時の15%減で推移するとみている。三越銀座店などのけん引役となっていた訪日客需要はゼロになる見込み」と書いていた。
そうしたなか、政府は10月1日から、条件付きながら海外との渡航制限の緩和を進めている。百貨店業界もソーシャルディスタンスに考慮しながら、そろりと営業再開に踏み切り、売り上げの回復を図っている。最近の三越伊勢丹HDの株価は、7月31日の年初来安値を底に、戻り基調にあるように見える。
欧州はコロナ禍の感染第3波で、再びロックダウン(都市封鎖)に陥っている。日本でも冬が本格的に到来した北海道をはじめ、東京や大阪で新型コロナウイルスが再び猛威を振るっている。
ただ、今春のように人の移動を止めたことによる経済的ダメージは、あまりにも大きい。欧州と違い日本では、再び強制力を持って経済活動を止めるようなことはしづらく、おそらく夜間限定や地域限定など部分的な規制強化にとどまるのだろう。経済をマヒさせることはない。
ならば中期的な視点から、5~6万円台で買える三越伊勢丹株は、「二度目の買いどきではないのか」と考え、11月17日に610円で100株を買い増した。これから年末にかけて、550円近くまで下がることがあれば、さらなる買い増しを考えている。
2020年11月17日現在 保有株式200株 平均取得単価855円07銭
【三越伊勢丹HD (3099)】
年初来高値 2020/1/17 1020円
年初来安値 2020/7/31 479円
直近 終値 2020/11/17 604円