日本の経営者は「デザイン」に目覚めよ! コト消費に応えるカギ

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日本の経営者は認識薄く......

   これらはいずれも米国の企業だが、世界の有力企業はいま、デザインを戦略の中心に据えているという。日本の企業のデザインへの取り組みとしては、博報堂が、「デザイン思考」で世界的に知られるデザインコンサルティング企業、米IDEO(アイディオ)に出資したことが知られるが、日本の経営者は往々にしてデザインが有効な経営手段であるということを認識しておらず、グローバル競争のなかで後退要因の一つになっている。

   そうした状況をみて、著者が黙っていられず立ち上がり、著したのが本書。日本の企業もデザインを重視し経営に取り入れるべきと理由と、日本の会社でデザインを経営に採り入れるための具体的な手法について解説した。

   多くの企業にとって2020年はコロナ禍で、困難に直面した企業も少なくない。著者によれば、コロナ禍のような「今までの常識や経験だけでは解決できない困難」に直面したときには、「デザインを経営に生かす」という手法は有効であり、危機を乗り切る突破口が開ける可能性をある。

「経営とデザインのかけ算 企業を進化させる『デザイン思考』と『ブランディング』」
尾崎美穂著
合同フォレスト
1500円(税別)

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