日本全体で女性の活躍を後押しするため、全国の女性首長と経営者による会議「女性首長によるびじょんネットワーク(通称:びじょネット)」が、2020年11月21日に開かれる。今年で2回目。コロナ禍のため、オンラインで開催する。
会議には、東京都の小池百合子知事や山形県の吉村美栄子知事のほか、17人の女性首長と女性経営者らが参加。分科会討論や基調講演、「ウィズコロナ時代の女性活躍推進」をテーマにパネルディスカッションを催す。
女性活躍、日本はまだまだ......
政府は女性活躍推進法を、2016年4月に施行。国を挙げて女性のさらなる社会進出や活躍を後押ししている。これに企業も、女性社員の採用促進や女性管理職の積極的な登用が求められている。
とはいえ、政治やビジネスの分野で日本は、海外と比べると女性のリーダーがまだまだ少ないのが現状。びじょネットは、女性の力をもっと活かしていく取り組みとして、小池都知事や吉村県知事らの呼びかけではじまった。
会議では、女性首長率いる市町の取り組みや構想を披露するとともに、分科会討論では、
(1)女性TOPだからこそできた変革事例(山崎かおり・山崎製作所社長、モデレータに谷本有香・フォーブスジャパンWeb編集部編集長)
(2)ICTを上手に採り入れる(奥田浩美・ウィズグループ代表取締役、モデレータに東京大学大学院情報学環客員研究員の治部れんげ氏)
(3)組織全体のウェルネスは経営に何をもたらすのか(島田由香・ユニーリーバ・ジャパン・ホールディングス取締役 人事総務本部長、モデレータに健康社会学者で気象予報士の河合薫氏)
(4)地方発ビジネスの成功を学ぶ ~女性ならではの発想転換~(登壇者未定、モデレータに家族問題評論家の池内ひろ美氏)
――をテーマに、女性経営者と女性首長らが情報を共有し、議論を深める。
また、びじょネットの開催に合わせて、びじょネットに参画する自治体の特産品を集めたECサイト「びじょネットオンラインマルシェ」を、期間限定で開設する。
なお、会議への参加は事前申込制で、11月20日13時まで受け付ける。対象は、会社経営者など、組織で中核的な役割を担っている女性、人事担当者をはじめ誰でも参加できる。申し込みは、公式ホームページまで。