コロナ禍、入園料収入激減の動物園・水族館を救え 有料ライブ配信でチケット代を寄付【コロナに勝つ!ニッポンの会社】

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   全国の動物園・水族館をテーマにしたフリーマガジン「どうぶつのくに」を発行している百瀬製作所(大阪市)は、全国各地の動物園の有料ライブ配信を「KIFU ZOO」と名づけて、シリーズ化する。2020年11月4日の発表。収益は実費を除いて動物園に寄付する。

   動物園や水族館は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開園自粛や入場制限が行われており、運営の財源の多くを依存している入園料収入が激減している。「KIFU ZOO」は、収入減に悩む動物園・水族館の支援を目的に企画された。

  • コロナ禍の動物園・水族館を支援のライブ配信を行うKIFU ZOO
    コロナ禍の動物園・水族館を支援のライブ配信を行うKIFU ZOO
  • コロナ禍の動物園・水族館を支援のライブ配信を行うKIFU ZOO

元日には旭山動物園の「ペンギンのさんぽ」を配信

   百瀬製作所は、ライブ配信サービスの「ツイキャス」を使用。視聴で支払うチケット代が、そのまま寄付になる。配信はリアルタイムの解説付きで「実際の動物園訪問とは違った楽しみが得られる」という。

   2020年11月~21年1月のシリーズでは、北海道旭川市の旭山動物園から配信。11月8日には、冬季開園の準備で閉園中だが、レッサーパンダの双子の赤ちゃんなどをフィーチャー。12月20日に、冬を迎える動物たちの「毛」をテーマに、ホッキョクグマやエゾジカ、クリスマスに活躍するトナカイの様子を届ける。1月1日元旦には、旭山動物園の冬の風物詩「ペンギンのさんぽ」を配信する。

   チケットは、ツイキャスのアプリ内で購入でき、購入後1週間はアーカイブ視聴が可能。配信当日に見られなくても、後で楽しむことができる。配信中はコメントができ、コメントを拾って質問に園長や飼育係が答える構成。「投げ銭」の仕組みも用意している。

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