「謝りたいけど謝れない」人生果たして、謝るほうが得なのか?【ひろ子ママの教訓 その28】

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   きょうは、50代後半のYさんです。

「この歳になると、人生得している人・損している人っているもんだなぁと、ひしひしと感じます。まわりでもうまく転職した人や、まわりからもお気の毒って部署に異動した人もいます。私のことですけどね。人生、なんでこんなに違うのだろうと考えた時に、同期から『謝れるかどうか』の違いなんじゃないかと言われました。今からでも、得する人生が送りたいな......」

   大ヒットドラマ「半沢直樹」では謝る、「土下座」というイメージがありますが、そこまではする必要はないかと思いますけどね。でも、「謝る」って行為は人生を好転させる効果があると思いますよ。

  • 人生、謝ったら負けなのか?
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そもそも、なぜ謝りたくないのか?

   「謝りたくない」その理由の一つに、自分に非がないことに対して「何で謝らないといけないんだ」という気持ちがあると思います。Yさんはどうですか?

「明らかに自分が間違っていることは謝りますが、相手に非がある時には認めたくないなぁ」(Yさん)

   Yさん。ポイントは、「謝ることは、非を認めることではない」ということです。

   たとえば雨の中のアポイントで、訪ねて来てくれた方に向けて「雨の中、わざわざ来ていただいて申し訳ありません」(雨が降ったことは誰のせいでもありませんし、個人ではどうしようもないことですが)と、ワンクッション謝りを入れることで、相手への好感度が上がります。Yさんも、これくらいはやっていますよね。(笑)

   また、会社としてのミスが起きた時、仮に部下がミスしてしまったとしても「このたびは部下がミスしてすみませんでした」と謝っても、所詮は人ごとですよね。

   自分に直接非がなくても、他人のせいにせず、迷惑をかけてしまったという事実について謝るということです。

   人生得している人は、自分の非ではなかったとしても、他人のせいにせずに謝ることができる人だと思います。会社での立場が上がるにつれて、直接自分自身に非がないことも増えていくので、「謝り上手な人ほど、得する」と言えるのかもしれませんね。

   成し遂げたい大義の実現のため、大義名分のためと比べると、自分のプライドは小さいものなのでしょう。

ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
仮想スナック「ひろこ」を経営
古代マヤ暦シンクロ協会認定講師、ライター

不動産業界での営業、教育業界でのコーディネーターなどを経て、組織や人材開発に携わりながら、コーチングも行っている。鳥取県生まれ、大阪在住。多拠点生活に向けて活動中。
「キャリア50」https://career50.jp/?s=ひろ子ママ
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