米大統領選、バイデン氏勝利で株価は上昇!?【株と為替 今週のねらい目】(11月9日~13日)

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   激戦が続いていた米大統領選は2020年11月8日、民主党候補のジョー・バイデン前副大統領が勝利宣言した。第46代米国大統領に就任する。ただ、現職のドナルド・トランプ大統領は「選挙はまだ終わっていない」「月曜日から法廷で訴えていく」と、敗北を認めていない。

   そうしたなか、米ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は好調に推移。これを受けて、東京株式市場の日経平均株価は6日に2万4389円の年初来高値を更新。さらに上値を試す展開が期待される。

   株価の足を引っ張るのは、欧州で猛威を振るう新型コロナウイルスの感染再拡大か――。どうなる!? 今週の株式・為替マーケット!

  • バイデン候補が勝利宣言 米大統領選に決着!
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東京株式市場 円高進行に注意!

日経平均株価予想レンジ:2万3500円~2万4600円

   2020年11月6日(金) 終値 2万4325円23銭

   今週の東京株式市場の日経平均株価は、バブル経済後の最高値をうかがう動きか。

   前週の日経平均株価は、米国株の大幅な上昇を受けて、週間ベースで1348円と大幅に上昇した。じつに29年ぶりの高値圏に上昇。米国株は米大統領選が大激戦となるなか、大統領選後の好材料を先取りする形で上昇した。

   今週の日経平均株価は、2018年10月2日のバブル経済後の最高値2万4448円をうかがう動きが予想される。ただし、前週の株価上昇スピードが速かっただけに、スピード調整する可能性は高く、上値も重い展開となりそうだ。

   米大統領選は日本時間11月8日に民主党のバイデン候補が勝利宣言を行い、一応の決着を見た。ただし、トランプ候補が法廷闘争に踏み切っており、まだひと悶着がありそうだ。

   米議会選挙では上院で共和党が多数、下院で民主党が多数となる「ねじれ」が継続する見込みで、バイデン候補が大統領になっても、大型増税や規制強化などの政策遂行には障害があるとの見方が強まっており、大きな変化がないことが相場の安心材料となっている。

   気を付けなければならないのは、為替動向。1ドル=103円台に円高が進んでおり、今のところ嫌気材料とはなっていないが、これ以上に円高が進行するようだと、日経平均株価の売り材料になるだろう。

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