「体験デザインプロダクション」を事業にしている株式会社テー・オー・ダブリュー(東京都港区)など3社は、コロナ禍の観光・旅行業界の復活を応援しようと、観光施設や宿泊施設をオンライン上に再現して疑似体験できるプロジェクト「DOOR TO THE FUTURE」を立ち上げ、提供を開始した。2020年11月6日の発表。
プロジェクトに取り組む、他の2社はブランディングなどマーケティングサポート事業の株式会社EVERY DAY IS THE DAY(東京都渋谷区)と、建物を3Dモデルデータとして記録するサービスを提供するARCHI HATCH株式会社(東京都世田谷区)。
リアルに近い感覚で施設を体験
「DOOR TO THE FUTURE」は、観光施設や宿泊施設内の空間を特殊な4Kカメラで360度撮影を行い、リアルな空間をオンライン上に再現。利用者は、プロジェクトのウェブサイト(埋め込み=https://dttf.jp/home)にアクセスして、VRのように360度見渡しながらサイト内を回遊して、さまざまなコンテンツ体験ができる。
リアルに近い感覚でオンライン上で施設を体験することで、利用者の観光・宿泊モチベーションを喚起し、実際の訪問につなげられるという。「DOOR TO THE FUTURE」のウェブサイトは、英語にも対応している。
第1弾として、松山市の瀬戸内リトリート青凪と福島県会津若松市の芦ノ牧温泉・大川荘、山形県鶴岡市のSHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSEの3施設を紹介している。