サービスロボットを開発する株式会社スマートロボティクス(東京都千代田区)は、5G(第5世代移動通信システム)との親和性が高いロボティクスソリューションとして開発した「テレワークロボット」が、NTTドコモの5Gパートナーソリューションとして法人向けに提供する。2020年11月5日の発表。
テレワークロボットは、2020年9月に開催された、NTTドコモの5Gソリューションコンテスト「docomo 5G DX AWARDSTM 2020」で、現場のニーズに合わせたカスタマイズが容易で、導入先ですぐに実働できることなどが評価され準優秀賞を受賞した。
ロボット本体にLTE (Long Term Evolution)の通信モジュールを内蔵。ロボットに設置されたカメラ映像を見て、パソコンや専用コントローラを使ったスマートフォンで遠隔操作ができる。
病院で殺菌に活躍!
新型コロナウイルスの感染拡大のなか、スマートロボティクスはこれに先立ち、紫外線を使って各種ウイルスを99.9%不活性化する、殺菌線照射ランプを搭載したテレワークロボットの「殺菌ロボット」をカスタマイズ。今年年6月に「新型コロナウイルス感染症神奈川県対策本部」の協力で、新型コロナウイルス感染症の軽症者療養施設で実証実験を行った。その後、横浜市の横浜栄共済病院をはじめ、全国の医療機関で導入が進められている。