やってみなくちゃわからない! 「長期」にならなかった? インターンシップの経験(叶多凛)

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なんとかならなかった! 気力と体力キャパオーバー

   というか......。そもそも、インターンシップって、入社前に多少でも会社の雰囲気を感じたり、やるべき仕事のあれこれを知ったりする、そういう場ではなかったのか。だから、内定前に多くの企業が実施し、多くの学生が大学生活の合間を縫って、いろいろな企業のインターンシップを受けるのではなかったのか?

   ともあれ、そんなこんなで私は、入社予定の来春までに決められた日数のインターンシップを終えられるように、インターン生として働き始めた。

   会社に出社するのは週に2回ほど。それに加えて学校の授業と論文の執筆。きっと忙しくなるなとは思ったけれど、「ま、何とかなるでしょ!」と楽観的に考えていた。それがそもそもの間違いだったのである。

   なんでこれ、全部こなせると思ったんだろう!インターン生とはいえ、「働く」ことに必要な気力と体力はわたしの想像以上だったのだ。 かくして、わたしはあっという間にキャパオーバーを迎えた。学生とインターン生の「二足のわらじ生活」ができるほど器用じゃなかったらしい。会社の方とも相談し、まず今は学業に集中することに決めたのだった。

鈴木 修二(すずき・しゅうじ)
鈴木 修二(すずき・しゅうじ)
現在、東京都内の難関私立大に通っている3年生。現役就活生として、今まさに就職活動中の立場だからこそわかる、最近の就活の実態をつまびらかにしていきたい。
自分と同じ、来春(2021年)卒の学生には共感の場を、これから就活を控える2022、23年卒の学生には、就職活動にはびこる企業の体裁と内情の乖離を、正確に把握するための機会になれば、と思う。
そして、意中の企業に就職して、すでにキャリアを積んでいるであろうビジネスパーソンさんには、さまざまな企業の採用戦略をエンターテインメントとして読んでいただければ、うれしい。
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叶多 凛(かなた・りん)
現在、東京都心から少し離れた自然あふれる私立大学に、のびのびと通う4年生。「学部4年生×就活生」というのはいささか不思議に思われるかもしれないけど、そうワケありである。
現役就活生として、シューカツのあれこれを率直に書いていきたい。就活に励んでいる「同士」には、「あるある」と思わず膝を打つような、まだまだ就活なんて!という学生には、シューカツの一端を覗いてもらえるような。そんな内容にできればといいな、と思う。
テーマは「就活も楽しむ!」。いろいろな企業に赴き、さまざまなビジネスの話を聞くことができるのは、就活生だけの「特権だ!」と思っている。そんなふうに就活できたら、イヤな面接官も撃退できるかも。なんて考えている。
得意なのは、英語。今夏の東京五輪・パラリンピックでは、世界中から訪れる報道陣の手助けをするインターンシップにも登録。こちらも、ガンバル!
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