なんとかならなかった! 気力と体力キャパオーバー
というか......。そもそも、インターンシップって、入社前に多少でも会社の雰囲気を感じたり、やるべき仕事のあれこれを知ったりする、そういう場ではなかったのか。だから、内定前に多くの企業が実施し、多くの学生が大学生活の合間を縫って、いろいろな企業のインターンシップを受けるのではなかったのか?
ともあれ、そんなこんなで私は、入社予定の来春までに決められた日数のインターンシップを終えられるように、インターン生として働き始めた。
会社に出社するのは週に2回ほど。それに加えて学校の授業と論文の執筆。きっと忙しくなるなとは思ったけれど、「ま、何とかなるでしょ!」と楽観的に考えていた。それがそもそもの間違いだったのである。
なんでこれ、全部こなせると思ったんだろう!インターン生とはいえ、「働く」ことに必要な気力と体力はわたしの想像以上だったのだ。 かくして、わたしはあっという間にキャパオーバーを迎えた。学生とインターン生の「二足のわらじ生活」ができるほど器用じゃなかったらしい。会社の方とも相談し、まず今は学業に集中することに決めたのだった。