先祖供養が必要なワケ
先祖供養には、亡くなった先祖たちが安らかに眠れるようにお参りすることですが、仏教では先祖供養によって徳が返ってくるとされています。仏教には「因果応報」という教えがありますが、先祖が作った因縁も子孫の人生に影響を与えるとされているのです。
最近は少子化による檀家の減少、墓じまいによるお墓の撤去や改葬は当たり前のように起こっています。今後この動きは加速していくといわれていますが、心の拠り所として、お墓のありかたや先祖を敬う気持ちをもつことは大切です。
一条さんは一流の条件を「先祖」、あるいは「先祖を大切にすること」に求めています。先祖への気持ちを新たにし、手を合わせてみるということ。そこには、人として成長するためのヒントが隠されているのです。いま一度、先祖に心を寄せてみると、新たな気づきがあるかも知れません。(尾藤克之)