メーガン妃VSトランプ氏再燃!? 米大統領選中に突如SNSがざわついた「あの約束」(井津川倫子)

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大統領選に投票した米国籍のメーガン妃

   背景には、数週間前にハリー王子とメーガン妃が米国民に向けたメッセージで、「This is the most important election of our lifetime」(生涯で最も大切な選挙)だと大統領選での投票を呼びかけ、「ヘイトスピーチをやめよう」と訴えたことが、トランプ大統領への「dig」(あてこすり)だと受け止められていたことがあります。

   なかには、「ハリー王子とメーガン妃がトランプ支持者に宣戦布告した!」と仰々しい見出しで報じたメディアもありました。

Prince Harry and Meghan Markle asking for war with Trump fans
(ハリー王子とメーガン・マークル氏は、トランプ支持者に戦いを挑んだ)

   「ヘイトスピーチをやめよう」といった当たり前の発言が、現職大統領支持者への「宣戦布告」と見なされるとは、恐ろしい社会です。大統領選の行方にこれほど注目が集まったのも、米国の異常な社会情勢を反映していると言えるでしょう。

   米大統領選で再燃した、過去の問題発言。激しいバッシングを受けながらも、「これからも政治的発言を続けていく」と意気揚々と宣言するメーガン妃と比べて、「気の毒に......」と「同情票」を集めているのがハリー王子です。

   英王室は政治とは距離を置き、中立を保つために選挙では投票しないことが慣例となっています。米国籍のメーガン妃は今回の大統領選で投票したとメディアが伝えていますが、ハリー王子はこれまで一度も選挙で投票したことがないと報じられています。

   若いころから政治的活動には縁がなく、やんちゃでノビノビと生きてきたハリー王子。「ヘイトスピーチをやめよう」といった発言をする背景に、メーガン妃の影響力を指摘する声が多いのもうなずけます。

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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