菅政権のデジタル改革が失敗すると、来年「3度目登板」?
産経新聞(11月3日付)「安倍氏、保守再興へ再始動 会合出席、独自外交」も同様の動きを書いている。
「安倍氏は憲法改正を宿願とし、歴史や伝統を重んじる国家観を主眼としてきた。一方、菅首相をはじめ岸田文雄前政調会長や河野太郎行政改革担当相ら『ポスト菅』は保守色が薄い。安倍氏は活動を再開することで、保守再興を後押ししたい考えだ」
というのである。ただ、両紙ともこうした動きは「菅首相をサポート」(読売新聞)であり、「『あくまで周囲に求められればね』と語り、菅首相への配慮をにじませる」と書いており、「3度目の総理の座復帰」を目指すことなど、これっぽっちも匂わせていない。
しかし、中央日報は「独自取材」でこう書くのだった。
「『安倍再登板説』は、9月に持病悪化を理由に辞任した当時は、可能性のない話と思われていた。しかし、最近日本の政界では同氏の3度目の首相登板説が広がっている。複数の東京消息筋は11月2日、『霞が関には、菅首相のデジタル改革が成功せずに国民の支持を失った場合、来年安倍氏が再登板する可能性もあるという話が出ている』と話した。安倍氏が体調を回復し、派閥のない菅首相が長続きせずに退陣したら、安倍氏が再び自民党総裁と首相に復帰するかもしれないということだ」
「先月(10月)、安倍氏に会った人々は一様に『とても元気で驚いた』と話している。安倍氏が主宰する集まりに出席したある関係者は『血色も良く、健康そうに見えたので、病気で退いたということが信じられなかった』と語った」
と、同紙は結んでいる。