産前産後の女性や子どもがしっかりと守られる社会が目標!
コトトモの活動は、遠くから近くから、産前産後女性の思いに伴走しながら、その人が笑顔になれる方法を、自分で選べるチカラとして育んでいけるような、パートナーシップをアシストする活動を目指している。
「実家などに頼れない状況下にあるママの場合、産後1か月は、赤ちゃんを連れて外へ出られず、上にもお子さんがいる場合は、その子のケアも大変なうえ、家事がおろそかになりがちな自分を責めてしまいます。
赤ちゃんとの生活に、心身ともに慣れたと言える状態になるまで産後ママが家にこもっている時間は、じつはちょっとつらい時間だったりするのです。けれど、1か月経っても、1年経っても、ママの悩みやしんどさは新しく更新されていきます。家族以外の誰かにヘルプを出せるようになりたいと願うママが、たくさんいます。
そんな一番大変で大切な時期の産後ママが、精神衛生上健やかでいられるために、私たちは『産後シェア』活動を実践しています。ママが本当に楽しそうに笑っていると、子どもって泣かないものですよ」
と、廣瀬さんは笑う。
小牧市でたったひとりのママがはじめた産後シェア活動は、今では温かい支援の輪が広がっている。手作り感満載だが、「できる時に」「できることを」「できる人が」「できるだけ楽しく」笑顔で活動に取り組んでいるようだ。
災害時、産後産前女性とその小さな命たちは、社会的弱者となり優先的に守らなければならないはず。その彼女たちや子どもたちも、高齢者福祉のような、訪問ケアやデイサービスといった包括支援が当たり前になるように、それに賛同し協力していただける人が少しでも増えることを願うばかりだ。(清水一守)
コトトモ
小牧市市民活動団体・小牧市社会福祉協議会ボランティア団体
正会員 22人(2020年10月23日現在)
活動内容(2018~19年度活動)は、「産後シェア」「サロン交流会(座談会/無料講座)」「マイ資格取得応援!学習交流会」「防災×子育て商品開発会議」「産前産後サポーター養成講座」。【ウィメンズネットこまき グループ企画研修会】の活動として、「託児付きAED講習会」「びちクッキングでごちそう体験」「防災神経衰弱ゲームで学ぼう」。
「セクシャルマイノリティと考える子育てと多様性社会へのヒント」(2020年12/16開催予定)
※ 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、現在はオンラインによる活動を進めている。
https://kototomo.jimdofree.com/