経産省は、上司と部下の垣根が低くフラットにモノが言える
2位の経済産業省も、上司と部下の垣根を越えて提案でき、比較的フラットな官僚組織らしからぬ風土であることがうかがえる。こんな案配だ。
「風通しがよい。モチベーションの高い人が集まっている。どんなことにも挑戦しようとする空気が醸成されている。自由闊達な雰囲気。上司との距離感も近く、言いたいことはどんどん発信できる。また上司も話を聞いて、『まずはやってみなさい』といった雰囲気がある」(事務、男性)
「官僚機構の組織体制が存在して、トップダウンである面も多々あるが、ほかの省庁に比べると、ボトムアップで若手からの提案を受け入れる土壌がある。組織文化として、特に上層部にはワーカーホリック(仕事中毒)で仕事が好きな人が多いが、若手を中心に変わりつつある」(係長、女性)
「上司部下にとらわれず、お互いに意見が言いやすい。アンテナを高くはり、様々な情報や人脈に接すること、マネジメント能力の高さが求められている」(通商政策局、女性)
(福田和郎)