日本人のモラルのよさはどこにいった! 持続化給付金の不正受給が6000人、総額80億円ってマジか!?

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税理士事務所には整理券を持った不正受給の行列

   もともと持続化給付金については開始当初から「特殊詐欺の格好の餌食になっている」といわれてきた。全国初の逮捕者(大学生)を出した沖縄県の地元紙「沖縄タイムス」は9月12日付の「税理士事務所に『行列』 コロナ給付金不正キャバクラなどに情報出回る 若い女の子やアジア系外国人がひっきりなしに」が、こう伝える。

「持続化給付金を巡り、那覇市松山(編集部注:那覇市最大の繁華街)のキャバクラなどの飲食店従業員のあいだで4~5月ごろ、『従業員でも受け取れる』といった情報が出回り、申請者が一時急増していたことが飲食関係者などへの取材で分かった。紹介した報酬として『数万円を受け取った』と明かす人も複数いる」

   そして、沖縄タイムスは不正受給のバックに税理士事務所がいると指摘する。

「不正受給に関与した疑いで県警の調べを受けている税理士事務所には、申請手続きのために行列ができていた。受給に関する口コミが広がっていたのは今年4~5月ごろ。飲食や接客業の従業員らの間で『マルチ商法的に』広がり、申請者が増えていった。『確か紹介料は2万~3万円ほどだった』(関係者)と話す人もいる」
「持続化給付金の不正受給は犯罪だ!」と呼びかける経済産業省のサイト
「持続化給付金の不正受給は犯罪だ!」と呼びかける経済産業省のサイト
同紙は、こう続ける。

   今回、県警の任意聴取を受けている税理士事務所には、飲食事業などを手掛ける正当な受給対象事業者に加え、本来対象ではない人の申請も相次いでいたとみられる。

   ある飲食店オーナーは、「事務所に行くと、20人ぐらいの列ができていた。周囲の路上駐車もひどかったですね」。事務所では整理券が配られ、スタッフが手際良くさばいていたという。列を成して申請者が殺到していたのを目撃した近隣の男性は「若い女の子やアジア系の外国人がひっきりなしに来ていた」。別の60代男性も「外車やベンツ、ワゴン車が4~5台、路上駐車していて、何だろうと思った」と語った。

   今回の持続化給付金のケタ外れの不正受給騒ぎについて、ネットでは怒りの声があふれている。

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