これまでの人生は「宝もの」です
今は、やりたいことが何かわからないけど、何となく「こんなことかな?」って、思っていることがある方は、言葉にしていきましょう。言葉にすると、やりたいと思っていたことがやっぱり違うと思えてきたり、方向性が変わってしまったりすることもあると思いますが、それでいいのだと思います。今すぐに答えは見つからなくても、ヒントが見つかると思います。
それでも「やっぱり、自分には何もないな」そんなふうに考える方もいるかもしれません。そのように思った方は、これまで社会人になってから現在までのことを思い浮かべてみてください。良い出来事だけでなく、悪い出来事もです。
たとえば、
・ノルマが厳しかった → 同期が辞めていくなか、よく耐えた。
・成績を上げていたが地方転勤になった → 理不尽なことに対して、忍耐力がついた。すごく落ち込んだが、転勤先で出会った人と結婚した。
・業績が落ち込んで降格した → 上司と部下に恵まれてモチベーションを保つことができた。
その出来事だけでなく、そこから感じた思い、迷い、学んだこと、身についたことは誰でもあるかと思います。その体験は一人一人違うので、自分だけの宝です。自分にとってはたいしたことではないと感じたことも、他の人にとったら貴重なことかもしれません。
まずは、自分の体験から宝(自分が大切にしているもの)を見つけ出してみましょう。そうすることで「成し遂げたい何か」が抽出しやすくなるはずです。
ちなみに、アンパンマンの作者のやなせたかしさんは、漫画家になったのは34歳、そしてアンパンマンで人気が出て売れっ子になったのは50代後半だそうです。Uさん、今、成し遂げていなくても、焦らずに遅咲きの人生に向けて目を向けてみてはいかがでしょう。
まずはお休みの日はいつもと違うことをやってみてくださいね。(ひろ子ママ)