2020年11月3日、米大統領選を迎える。共和党のトランプ大統領と民主党のバイデン前副大統領のどちらかの候補が圧勝して勝敗がはっきり落ち着けば、株式市場は上値を試す展開が期待される。しかし、投票結果が僅差で結果判明に時間がかかると、先行き不透明感が高まれば、株価は大きく揺れそうだ。
一方、欧州で新型コロナウイルスの感染再拡大が深刻化するなか、フランスなどでのロックダウンで経済の早期回復期待は後退。欧州諸国の株安や金利先安観が予想される。
どうなる!? 今週の株式・為替マーケット!
東京株式市場 相場の上値重く......
p>日経平均株価予想レンジ:2万2000円~2万3700円
2020年10月30日(金)終値 2万2977円13銭
今週の東京株式市場の日経平均株価は、上値の重い展開が続きそうだ。
前週の日経平均株価は、8月28日以来となる2万3000円割れとなり、反落した。欧州での新型コロナウイルスの感染再拡大に加え、米国の追加経済対策の早期合意に対する期待が後退したことを嫌気した。また、米国の大統領選挙の不透明感も懸念材料となった。
今週の日経平均株価は、11月3日の米国大統領選への不透明感が懸念材料となり、上値の重い展開が続きそうだ。米大統領選がどちらかの圧勝であれば、あく抜け感が出て、相場に好感される可能性が高いものの、選挙の決着が長引くようであれば、相場の懸念材料となるだろう。
加えて、米国の追加経済対策の合意が見えないこと、欧州の新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないことも、相場の上値を重くするだろう。