米国の株価は長い目で見ると右肩上がり!
国際通貨基金(IMF)の2020年10月の経済見通しによると、米国経済は新型コロナウイルスの影響で、今年の成長率はマイナス4.3%とするものの、2021年はプラス3.1%としており、景気回復が予想されています。
下グラフは、米国の株価と1株当たり利益の推移を示しています。長期の株価は概ね企業の利益と同じように推移していることがわかります。多くの人がより便利で、より豊かな生活を希望し、企業はそれらのニーズに応えた製品やサービスを提供してきた結果であることを、このグラフから見てとれるのではないでしょうか。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、郵便投票が大幅に増加するとみられており、選挙結果の判明に遅れが出た場合、公約に掲げた政策の実行が遅れるなどの懸念から、短期的には市場が大きく変動する可能性があります。
しかし、あえて短期の価格変動には目を瞑り、将来の右肩上がりを期待して市場に居続けるという考え方は「アリ」ではないでしょうか。(日興アセットマネジメント マーケティング部 山口亮二)