どうせ「3密」回避なら! 就活生が考えた内定式に代わる「第三の方法」っていかが?(叶多凛)

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内定式がない!? わたしの場合は......

   4月から実際に働くことになるオフィスで、実際にすることになる業務にガッツリ携わるのである。わたし自身もつい先日、この内定者インターンシップを始めたのだが、そのツラさに、すでに心が折れかけているというか、ぽっきり折れたのだが......。

   何はともあれ、週に2回の頻度で会社に行っていると、当然のことながら企業への理解は深まる。

   そして、他の内定者もインターン生として一緒に働いているので、内定者同士の交流を深めることも可能だ。これだけ揃っていれば、わざわざ「内定式」という形だけの式典を開催しないのにも、なるほど納得である。

   多くの会社の内定式は、単発的な一日だけのイベントである。もちろん、何もないよりは会社への理解やつながり、が深まったりするとは思うけれど、その一日が終わってしまえば会社と内定者の関係はまた元どおりに戻ってしまう。

   それはなんだかもったいない気がする。なかには、「フライングでちょっとだけ働いてみたい!」とか、「実際にどんな業務をするのか知りたい!」という内定者もいるかもしれない。

   今のご時世なら、在宅ワークなどで少しずつ業務に関わっていくなんてことも可能なのではないだろうか。会社と内定者のつながりもより強いものになるし、内定者にとっても入社前に会社の様子を少しでも知れることで、入社後のスムーズなスタートダッシュにつなげることもできる。

   「3密」を防ぐため、変化を余儀なくされた今年の内定式。内定式をいかに変化させていくのか考えるのもいいけれど、近年の就活において内定式が果たしている役割を考え、内定式に代わる「第三の方法」を探すのも、会社と内定者の双方にメリットがあるかもしれない。(叶多凛)

鈴木 修二(すずき・しゅうじ)
鈴木 修二(すずき・しゅうじ)
現在、東京都内の難関私立大に通っている3年生。現役就活生として、今まさに就職活動中の立場だからこそわかる、最近の就活の実態をつまびらかにしていきたい。
自分と同じ、来春(2021年)卒の学生には共感の場を、これから就活を控える2022、23年卒の学生には、就職活動にはびこる企業の体裁と内情の乖離を、正確に把握するための機会になれば、と思う。
そして、意中の企業に就職して、すでにキャリアを積んでいるであろうビジネスパーソンさんには、さまざまな企業の採用戦略をエンターテインメントとして読んでいただければ、うれしい。
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叶多 凛(かなた・りん)
現在、東京都心から少し離れた自然あふれる私立大学に、のびのびと通う4年生。「学部4年生×就活生」というのはいささか不思議に思われるかもしれないけど、そうワケありである。
現役就活生として、シューカツのあれこれを率直に書いていきたい。就活に励んでいる「同士」には、「あるある」と思わず膝を打つような、まだまだ就活なんて!という学生には、シューカツの一端を覗いてもらえるような。そんな内容にできればといいな、と思う。
テーマは「就活も楽しむ!」。いろいろな企業に赴き、さまざまなビジネスの話を聞くことができるのは、就活生だけの「特権だ!」と思っている。そんなふうに就活できたら、イヤな面接官も撃退できるかも。なんて考えている。
得意なのは、英語。今夏の東京五輪・パラリンピックでは、世界中から訪れる報道陣の手助けをするインターンシップにも登録。こちらも、ガンバル!
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