スーパーのカートやカゴを抗菌化
ショッピングカートやバスケットなどスーパーマーケットなどで使う備品の開発・販売を手がける株式会社スーパーメイト(岐阜県笠松町)は、新型コロナウイルスによる感染拡大で意識が高まった感染症対策を強化するため、店舗で不特定多数の人が使用するカートやカゴのグリップについて抗菌効果の高い素材に変更した。2020年10月27日の発表。
今回の措置でスーパーメイトは、カートやカゴのグリップを、抗菌製品技術協議会(SIAA)認証の素材にした。
コロナ禍のなか、スーパー各店は買い物カゴやカートハンドの消毒・清掃の励行をアピールするなどの対応に余念がない。だが店舗によっては人手の問題などで徹底できないことも考えられる。スーパーメイトでは、そうした点を補うことも目的に抗菌効果の高い素材を導入した。
SIAAは、安全な抗菌加工製品の普及を目的に、抗菌剤メーカー、抗菌加工製品メーカー、試験機関が結集して1998年7月に設立。会員企業100社でスタートし、現在は300社余りが会員になっている。SIAAマークが表示できる認証は、抗菌性、安全性のほか、抗菌剤の種類や加工部位を明示していることなど適切な表示の基準を満たしたものに認められる。