コロナ禍で生産者を助ける農水省のプロジェクトに参画
今春以降のコロナ禍によって、食材や食品、料理を提供する街の小売店や飲食店、レストランから、ホテルや旅館、物流、生産者に至るまでが、大打撃を受けている。
クラダシは、
「コロナによって、業務用の取り扱いが大幅に増加しました。コロナ前後で業務用は3倍近く増えたでしょうか。たとえば、旅行がストップしたことで、食品ロスの旅行先で食べられるおみやげ品や、ホテルなどで使用される朝食ビュッフェのオレンジジュース、レストランで使用されていた業務用ソースなどの、さまざまな商品があります。
その一方で、ホテルや旅館、生産者の方々の窮状を救おう、食材や食品のロスを減らそうという意識も高まり、会員(消費者)も3倍に増えました」
と話し、ECサイトの売れ行きは好調という。
そんなクラダシは、農林水産省のインターネット販売推進事業にも参加している。これは、新型コロナウイルスの影響を受けた国産の農林水産物のネット販売の促進を支援する制度で、在庫の滞留解消、つまりフードロスの削減に向けて、国が食材・食品の購入にかかる送料を補助する取り組みだ(12月末までに納品された商品が対象)。
「和牛肉」「水産物」「野菜・果物」「茶」「花き」「そば」「ジビエ」と、買い物できる商品は多彩。おいしい食材を、KURADASHIや「技わざ」「TOYOSU ICHIBA」「食べチョク」「たべまる」などのECサイトから買うことができる。
クラダシは、
「非常に高い意欲をもって取り組んでいます。クラダシのコンセプトは『もったいないを価値へ』です。コロナ禍でお困りの事業者や農家がたくさんいる状況を受け、少しでも多くの人を助けたいという想いで取り組んでいます」
と話している。